沖縄パワースポット【備瀬のワルミ】行き方やご利益を徹底解説

沖縄本島北部、備瀬のフクギ並木の先に、訪れる者を圧倒する神秘の空間が広がっています。

その名は「備瀬のワルミ」

琉球を創った女神・アマミキヨの伝説にも関わるとされるこの場所は、「神が降り立った場所」として語り継がれ、今では強力なエネルギーを感じられるパワースポットとしても知られています。

特に子宝を願う人々からは熱い視線を集めており、一時はマナー問題で閉鎖されていましたが、現在は再び訪問可能に!

この記事では、備瀬のワルミの魅力、期待されるご利益、行き方、そして願いを叶えるポイントまで、徹底的に解説します。

是非最後まで読んで、ワルミの魅力を知ってくださいね。

備瀬のワルミを歩く|“神が降り立った”非日常のパワースポット

沖縄本島北部、美ら海水族館や備瀬のフクギ並木にもほど近い本部町(もとぶちょう)備瀬地区。この豊かな自然の中に、まるで時が止まったかのような、特別な空気が流れる場所があります。それが「備瀬のワルミ」です。

「ワルミ」とは沖縄の方言で「割れ目」を意味し、その名の通り、10メートルを超える巨大な琉球石灰岩の岩壁が両側から迫り、その間に細長く続く空間が広がっています。自然が長い歳月をかけて創り出した、まさに大地の裂け目とも言える神秘の景観です。

でもこのワルミ、すぐにその姿を見せてくれるわけではありません。
木々が生い茂る静かな小道の奥、まるで隠されるようにして存在していました。

それでは、さっそくワルミへ向かってみましょう。

まるで秘密の場所へと続いているのでは?と感じてしまうワルミの入り口。

備瀬のワルミ 入口
備瀬のワルミへの入口。冒険心が搔き立てられる雰囲気です。

私は早朝に、しかも一人で訪問したので、この入口を見た時にはドキドキしてしまいました。

一見洞穴のようにも見えた入口の先に一歩足を踏み入れると、そこからは自然のままの小道がありました。
岩が露出し、亜熱帯の植物が生い茂る通路は、ちょっとした探検気分を味わわせてくれますね。

備瀬のワルミ パワースポット

足場はあるものの、決して歩きやすい場所とは言えません。
特に雨上がりなんかは土がぬかるんで滑りやすいので、スニーカーなどしっかりした靴で行くのがおすすめです。

下の画像は、ワルミ側から見たこの小道です。

備瀬のワルミ パワースポット
ワルミの奥から入口方向を見た小道

そして、木々のトンネルを抜けたその先に、ついに「ワルミ」が現れます。

備瀬のワルミ パワースポット

高さ10メートルを超える巨大な琉球石灰岩の岩壁が両側から迫り、そこに差し込む光。
空気がスッと澄んでいて、なんとも言えない静けさ。

まさに「神様が降りた場所」という感じで、明らかにこの一帯の空気感が違うことがわかります。

奥の方に進むと通称「ちんぽ石」と呼ばれる、岩があります。

備瀬のワルミ ちんぽ岩
毎年少しずつ成長(?)しています↓
備瀬のワルミ ちんぽ岩
このように、どんどん長さが…すごいですね

この石については、この後に紹介する「ワルミのご利益」にて解説しますね。

この日は風も弱く、波も静か。
早朝だったこともあり、この素晴らしい空間を独り占めできました。

もう本当に、ずっといれそうなくらい心地の良い空間です。

ワルミを抜けてみると、目の前には一面に穏やかな海が広がっていました。

備瀬のワルミ 海岸
心洗われるような景色です

閉ざされたような岩の空間から、一気に海の広がる景色へ。
このギャップがまた最高なんです。

海側から見てみると、また違った迫力のあるワルミを見ることができます。

備瀬のワルミ 子宝祈願
海側から見た備瀬のワルミ。自然が創り出した壮大な景観。
備瀬のワルミ 海岸
砂浜から見たワルミ。よりダイナミックに見えるかもしれません。
備瀬のワルミ ご利益
削られた岩肌は荒々しく、自然の力のすごさを改めて感じさせられました

昔は地図にも載っていなかったそうで、地元の人の中でも知っている人は限られていたという備瀬のワルミ。
神が降り立った場所」としてずっと大切にされてきた場所です。

沖縄には、琉球を創ったとされる女神「アマミキヨ(アマミク)」の伝説が各地に残されていますが、備瀬のワルミもまた、そうした神話と深く関わりのある地のひとつ。

実際に訪れると、言葉ではうまく言えないんですが、静かで澄んだ空気の中に、ピンと張ったような感覚があって、まさに「パワースポット」と呼ばれるにふさわしい場所だと感じました。

早朝に訪れると、朝日が岩の間から差し込み、さらに幻想的な光景に出会えることもあります。

この場所は「ただいるだけ」でも気持ちが落ち着き、とても良い気持ちになれる不思議で魅力的な場所でした。

備瀬のワルミで期待されるご利益 | 有名な子宝・安産から浄化・縁結びまで

神聖な空気に満ちた「備瀬のワルミ」は、沖縄でも有数の強力なパワースポットとして知られています。
ただ静かで癒される場所というだけではなく、「神が降り立った場所」という言い伝えが残る“聖域”。

特にご利益が強いとされているのは「子宝祈願」となりますが、それ以外にも実際に訪れた多くの人が、明確に「エネルギーを感じた」「気持ちが切り替わった」「前向きになれた」といった実感を持ち帰っています。

ここでは、子宝祈願を含め、備瀬のワルミで得られるご利益をご紹介します。

まず知りたい!ワルミの持つ多様なパワースポット効果とは?

備瀬のワルミは、その特別な地形と神聖な由来から、さまざまなご利益をもたらす場所とされています。

ご利益
心の浄化・リセット

ワルミには古くから、邪気を祓い、心身を清める力があると信じられてきました。
神聖なエネルギーが流れるこの空間に身を置くことで、心の中に溜まったネガティブな感情や雑念が自然と洗い流されていく感覚を覚える方が多くいます。

STEP
運気と活力の上昇

 「神が降り立った大地」と「命の源である海」が交わるワルミには、強い生命エネルギーが集まるとされています。
その場に立ち、岩や風、光の気配に包まれていると、不思議と力が湧いてくるのです。
運気が下がっていると感じる時や、新しい一歩を踏み出したいときに訪れるのにもぴったりです。
まるで神様のエネルギーを体中で充電するような感覚を感じられるでしょう。

STEP
縁結び・良縁祈願

備瀬のワルミは、恋愛や人とのご縁を結ぶパワースポットとしても親しまれています。
神が降り立ったと伝えられるこの地には、清らかな「気」が流れているとされ、心を整えながら願いを込めることで、自然と良縁を引き寄せると言われています。
恋愛成就はもちろん、結婚、夫婦円満、仕事や人間関係におけるご縁にも恵まれると信じられ、多くの方が良縁を願って訪れています。

STEP
子宝祈願(子授け・安産)

この地で特に強いとされているのが「子授け」と「安産」のご利益です。
ワルミの地形そのものが“男女の象徴”とされていることや、ウミガメの産卵地であること、そして地元での祈りの歴史など、いくつもの意味が重なり合っています。
実際に「ワルミに訪れた後に赤ちゃんを授かった」「無事に出産できた」といった体験談も多くあり、今では“子宝・安産のパワースポット”として全国から多くの人が足を運んでいます。

このように、備瀬のワルミは単なる自然の美しさにとどまらず、“神聖な力が宿る場所”として、心・体・人生全体に働きかけてくれる多彩なご利益をもつパワースポットなのです。

なかでも「子宝・安産祈願」のご利益はとても有名で、この場所に願いを込めて訪れる方が年々増えています。
次のセクションでは、そんな“子授けの聖地”としての備瀬のワルミについて、より詳しくご紹介していきます。

なぜ「子宝・安産の聖地」?ワルミに伝わる3つの理由

備瀬のワルミには、さまざまなご利益があるとされていますが、なかでも特に強いとされているのが「子授け」や「安産」にまつわるご利益です。

今では、赤ちゃんを望む方や妊娠中の方が、そのご利益を求めてわざわざ県外から足を運ぶことも増えてきました。

ここでは、備瀬のワルミが「子宝のパワースポット」としてのご利益が強い理由をいくつかお伝えしていきます。

陰陽の象徴とされる地形

ワルミという大きな割れ目は“女性の象徴”、その奥に干潮時だけ姿を現す岩は“男性の象徴”とされており、この陰と陽、女性性と男性性が揃う場所として、生命の誕生や子孫繁栄のエネルギーが満ちていると信じられています。
備瀬のワルミは、自然の形そのものが、まるで新しい命を迎えるために用意された神聖な構造を表している場所なのです。

ウミガメの産卵地

備瀬のワルミ周辺の海岸は、ウミガメの産卵地としても知られています。​
ウミガメは「多産」「長寿」「子孫繁栄」の象徴とされており、この場所で命が受け継がれてきた歴史が、子宝への信仰と結びついたとも考えられています。

沖縄の霊媒師「ユタ」も拝む聖地

備瀬のワルミは、沖縄の霊媒師「ユタ」が神様と向き合うために訪れる特別な場所としても知られています。
ユタが祈りを捧げるような神聖な場所ということもあり、一般の人たちにとっても「大切な願いを伝えたいときに訪れる聖域」として、大切にされてきました。

そのため、子宝や安産を願う人にとっても、心から願いを託せる場所として多くの支持を集めているのです。

このように、いくつもの理由が重なって、多くの人の願いや想いが集まる、特別な場所になっているのです。

このあとは、実際に子宝・安産を願って訪れる際の心構えや、訪問者の声などをご紹介していきます。

願いを届ける祈り方とは?ワルミでの子宝・安産祈願と実際の声

備瀬のワルミには、神社やお寺のような正式な祈願の作法はありません。
大切なのは、神聖な場所への敬意と感謝の気持ちを持って、静かに心を込めて祈ることです。

ただし、以下の2点を意識してもらう事で、より強いご利益を受けることが出来ますので参考にしてください。

  • お願いよりも先に、まずは「日頃の感謝」を伝え、最後には名前・住所・干支までしっかりと伝える
  • ワルミの奥の方にある男性の象徴とされる岩(通称ちんぽ石)に触れる

ワルミに限らず、沖縄で祈願をする際には、名前と住所だけではなく干支まで伝えると良いとされています。

そして、ちんぽ石は干潮時でないと現れませんので、訪問前には必ず潮見表を確認し、干潮の時間帯を狙って足を運んでみてくださいね。

以下は、実際にワルミに行った方の声です。

備瀬のワルミに行った人の声
  • 自分の中にあった焦りや不安が落ち着きました。
  • ここで祈ると不思議と前向きな気持ちになり、なぜか妊娠できる自信が出てきました。
    その後、驚くことに双子を授かりました。
  • 霊能者のような人と一緒に来ている人がいたので、ここは本当にパワースポットなんだと思います。

繰り返しになりますが、祈願で一番大切なことは、その場所の神様に感謝を伝え、その場のエネルギーをしっかりと感じながら、前向きな気持ちで心を込めてお祈りすることです。

そうすることで、あなたの願いは必ず叶います。

備瀬のワルミ「立ち入り禁止」が解除【ただし注意点も】

結論からお伝えすると、現在(2025年)、備瀬のワルミは陸地からの訪問が可能です

「行ってみたいけど、昔立ち入り禁止だったって聞いたことがある…」という方もご安心ください。

さて、ご存知の方も多いと思いますが、備瀬のワルミは2017年から数年間(確か2023年まで)、陸からの立ち入りが禁止されていました。
その理由は、残念ながら一部の訪問者のマナー違反によるものでした。

  • 私有地への無断侵入
  • ゴミの放置
  • 周辺道路への迷惑駐車
  • 騒音や地域住民への配慮を欠いた行為

こうしたトラブルが相次ぎ、地域住民の方々が環境と生活を守るため、やむなく通路を封鎖せざるを得なかったのです。

ですが、現在は訪問者のマナー意識も高まり、地域の理解も得られたことで、徒歩での立ち入りが再び許可されるようになりました。

この貴重な場所をまた訪れることができるようになったのは大変ありがたいことですが、マナーが守られなければ再び閉鎖される可能性は十分にあります。

備瀬のワルミは、観光地である以前に、地域住民の生活圏であり、神聖な祈りの場です。
「お邪魔させていただいている」という謙虚な気持ちを常に持ち、感謝の心で訪れるようにしましょう。

ワルミへの陸路からの立ち入りが制限されていた当時、海側からアクセスするガイド付きの有料ツアーが新たに確立されました。
現在もこのツアーは継続して提供されており、参加者の人数や訪問時間を制限することで、マナーや環境への配慮がなされています。

実は、今後はこのようなガイド付き・予約制の方法に完全移行する可能性もあると言われています。
そうなると、自由に訪れることが難しくなり、プライベートな時間を過ごしにくくなるかもしれません。

また、ガイドツアーはあらかじめ開始時間が決まっているため、日によって変わる干潮のタイミングに合わせることが難しくなります。

さらに、ワルミのエネルギーが高まると言われている早朝に行くのも難しくなってしまいそうです。

「自分のタイミングでゆっくり訪れたい」と思っているなら、行けるうちに訪れておくのがおすすめです。

備瀬のワルミ【行き方ガイド】アクセス・駐車場・便利なホテル情報まとめ

ワルミへのアクセス方法:地図・所要時間・駐車場情報

備瀬のワルミは、沖縄本島・本部町の備瀬エリアにあります。
Googleマップにも登録されており「備瀬のワルミ」で検索すれば簡単にたどり着けますが、念のためアクセスのポイントを押さえておきましょう。

カーナビ利用の際は「沖縄県国頭郡本部町備瀬2278」で検索。
Googleマップでは「備瀬のワルミ」でOKです。

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