【沖縄ユタの怖い話】生霊の執念と神の怒り…ユタが見た現実

沖縄ユタ 怖い話

沖縄には、「ユタ」と呼ばれる霊媒師がいます。
彼らは強い霊能力を持ち、人々の悩みを解決へと導いてきました。

現在では「占い師」のようなイメージを持たれることも増えましたが、
本来のユタは、単なる占い師ではありません。
「あの世」と「この世」をつなぎ、霊障による苦しみを解決する存在 なのです。

特に沖縄には、強い霊的エネルギーが宿る場所が多く、ユタの力なしでは解決できない出来事も少なくありません。

目に見えない存在と向き合う中で、ユタ自身が恐ろしい霊障と対峙することもあります。

この記事では、そんな沖縄ユタが実際に関わった 「本当にあった怖い話」 をご紹介します。

「男の腹に埋まった生首」

「見えない手に引きずられた男」

「知らずに持ち帰った神木」

これはすべて、沖縄ユタが遭遇した実話です——。

目に見えないものを、あなたはどこまで信じられますか?

Contents

沖縄ユタが見た戦慄の光景…男の腹に埋まった“元カノの生首” 

これは、沖縄で長年ユタとして活動しているKさんが実際に体験した話です。

ある男性が、原因不明の体調不良に苦しんでいました。

病院で検査をしても異常は見つからず、医師からは「問題ない」と言われるばかり。
それでも本人はまともに食事もできず、日に日に衰弱していったそうです。

外から見れば健康そのもの。
けれど、体がまるで何かを拒絶するように、栄養も水分も受けつけない。
そんな状態が続いていました。

この状況に「普通の病気じゃない」と感じた家族が、沖縄ユタであるKさんに相談を持ちかけたのだそうです。

ただ、男性は遠方の病院に入院していたため、Kさんは現地に行くことができず、遠隔で様子を見ることになりました。

Kさんは静かに目を閉じ、深呼吸を繰り返しながら意識を集中させます。
そして、男性の元へと意識を飛ばした瞬間、自分の魂が体からふわりと離れて、病室にたどり着いたような感覚になったといいます。

そして、そこで目にした光景が、あまりにも異様だったのです。

男の腹に埋まった“女の生首”

痩せこけた顔で点滴につながれた男性。

そのお腹に視線を向けた瞬間、ユタは思わず息を呑みました。

男性の腹部に、女の生首が埋まっていたのです。

その顔は青白く、髪はおかっぱ頭。
目を閉じて動かないその女の首は、ただそこにあるだけで、強烈な重みと存在感を放っていたといいます。

それはただの霊ではなく、強い念によって実体化した「生霊」で、まるで男性の体内に住み着いたかのように、彼の生命力を奪っているのがはっきりと感じられたそうです。

引きずり出された“元カノの怨念”

Kさんは慎重に手を伸ばし、女の髪を掴みました。
氷のように冷たく、ズシリと重いその髪を、少しずつ少しずつ引きずり出していきます。

すると信じられないことに、頭だけではなく、女性の体全体が男性の腹からずるりと現れました。

その体は裸で、汚れて傷だらけ。
命を失ったかのようにぐったりとしていて、まるで“もう一人の人間”が中から生まれてくるような、不気味な光景だったそうです。

彼女は長いユタ人生の中で、これほどまでに強い生霊の執念を視たのは初めてであり、霊体がまるごと肉体に埋め込まれるケースも見たことがなかったそうです。

そして、霊を完全に引き剥がした後、浄化と祓いの儀式を行いました。

おかっぱ頭の女の正体とは?

その翌日、男性の家族から「昨日まで全く食べられなかったのに、急に食事ができるようになりました……!」と連絡が入ります。

まったく食べられなかったのが嘘のように、少しずつ元気を取り戻していったとのことでした。

その後、Kさんが家族に「おかっぱ頭で色白の女性に心当たりはないか」と尋ねたところ、男性がかつてかなりひどい別れ方をした元恋人の存在が浮かび上がりました。

特徴も一致していたことから、まず間違いなく元カノだろうと。

彼女の強い恨みや未練が年月を経て生霊となり、男性の体を内側から蝕んでいたのだといいます。

生霊の念は非常に強力で、祓ったとしても、完全には払いきれないことも多いそうですよ。

私の知り合いで、普段からお祓いをするお坊さんがいるのですが、その方も生霊を払うのは本当に難しいと言っています。
死霊であれば払いやすいようですが、生霊は生きている人が飛ばしているので、念を飛ばしている相手が飛ばすのをやめない限り続いてしまうのだとか。

そして、飛ばしている本人も気づいていないことが多いので、中々難しいそうです。

身の回りで説明のつかない不調や異変が続くとき、それは単なる偶然ではないのかもしれません。
誰かに強い恨みを抱かせてしまうと、思わぬかたちで返ってくることもあるようです…。

消えない怨念…沖縄ユタが視た、生霊に襲われた男

続いても、沖縄ユタKさんのお話し。

「体調がずっと優れない男性がいるので、一度視てもらえないか」

Kさんの元にそんな依頼が舞い込んだのは、突然のことでした。

対象の男性は20代で、実際に会ってみると、どこか横柄な態度が目立ちました。
霊や念といったものをまるで信じていないような、半ば馬鹿にしたような空気を漂わせていたそうです。

Kさんは戸惑いを感じながらも、依頼を受けた手前、男性の霊視を行いました。

男の背後に絡みつく生霊たち——剥き出しの本性

霊視を始めてすぐに、Kさんは驚きました。
男性の背後に、4〜5人もの女性の生霊が絡みついていたのです。

生霊は、自分の肉体から離れるとその人の「本性」が剥き出しになります。
彼女たちの顔には怒り、憎しみ、恨みといった感情が濃く表れていましたが、とりわけ一人の女性の霊だけが異様なほどに重たく、異常でした。

その女性の顔は歪み、裂けた口元と血走った目で男を睨みつけていたといいます。
まさに、怨念の塊といった雰囲気だったそうです。

Kさんには、はっきりと彼の過去が視えました。

どうやら、彼は過去に多くの女性を弄び、嘘をつき、裏切り、傷つけてきたようです。
積み重なった女性たちの恨みは、生霊という形で彼にまとわりつき、体調不良の原因となっていました。

そんな男性に対して、Kさんは複雑な気持ちでしたが友人からの紹介である以上、無下に断ることも出来ず、必死に生霊たちを祓いました。

時間をかけて念を祓っていくうちに、生霊たちは徐々に薄れていき、最後には完全に姿を消すことができたそう…ですが…

再び襲いかかる生霊の怨念

「どうせそんなもの」

お祓いを終えた直後、なんと男性はKさんを見下すようにソファにふんぞり返り、足を組みながらヘラヘラと笑ったのです。

その姿を見た瞬間、Kさんは嫌な予感がしました。

その直後、ギギギ……と、低いうめき声のような音が部屋に響き、男性の顔色が一変します。

余裕の表情が恐怖へと変わり、彼の体が突然ソファの上で横に引き倒されました。

「ぐっ…!」という苦しげな声を上げる男性の喉には、何かが巻き付いていたのです。

Kさんの目には、先ほど一際強い念を放っていた女性の生霊が、真っ赤な顔で怒り狂いながら、男の首を締め上げている姿がはっきりと見えていたそうです。

血が滲むほどの力で、彼女の手は男の喉を締め付けていたのです。

異常とも言えるその状況に、Kさんは必死に霊の手を外そうとしましたが、指を剥がしても剥がしても元の位置に戻ってしまいます。

生霊の恨みはあまりにも深く、Kさんといえども簡単に祓えるものではありませんでした。

救いの手と、守護霊の存在

「息が出来ない…」と必死に訴える男性を見て、Kさんは「このままでは命に関わる……どうしよう」と本当に焦ったそうです。

そんなとき、どこからともなく静かなお経の声が部屋に響きはじめました。

それはこの男性を守る僧侶の霊で、彼の守護霊でした。
淡々とお経を唱えるその声が響くにつれて、怒り狂っていた生霊の動きが次第に鈍り、やがてその姿はスーッと消えていきました。

男は首元を押さえながら、青ざめた顔で震えていたといいます。
そこにははっきりと、指の跡が残っていました。

そんな彼にKさんが

「私じゃなくて、お坊さんが助けてくれたんです。あなたは多くの女性を傷つけてきた。そのままでは、また同じことが起こりますよ。こんなことはもうやめて下さい。」

と静かに言うと、男性は無言で頷きました。

……ですが、しばらく経つと、彼はまた同じことを繰り返していたそうです。
あんなに怖い目に合ったのに改心する気がなかった彼には、また同じようなことが起こったそう。

再びKさんの元に「除霊の依頼」が届きましたが、今度ばかりは彼女はそれを断りました。

——先ほどの話しと同じですが、生霊というのは、ただ祓えば消えるものではありません。

人の心が変わらない限り、怨念は消えません。
そしてその念は何度でも戻ってくるのです。

沖縄ユタが警告した聖域の祟り|知らずに持ち帰った神木 A

これは沖縄本島に住むOさんという男性の体験談です。

沖縄には、決して触れてはならない “神の領域” があります。

それは「御嶽(うたき)と呼ばれる神聖な場所で、沖縄では古くから神々が降り立つとされ、祈りや儀式が行われてきた特別な場所です。

そのため、一部を除き、一般人が無断で足を踏み入れることは許されません。

また、御嶽の中にある石や樹木、自然のものには神が宿ると信じられており、それらを持ち出すことも固く禁じられています。

そんな中、Oさんは事の重大さを知らぬまま、“神木”を手に入れてしまったのです。

Oさんは50代で、趣味で三味線をたしなんでいました。
仕事の関係で石垣島を訪れたとき、地元の同僚から貴重な木材を譲り受けます。
それが、八重山産の黒木でした。

三味線の素材としては最高級とされる黒木を手に入れたOさんは、大喜びで自宅に持ち帰り、庭にその木を干したのです。

ところが、黒木を持ち帰ったその夜から、彼の周囲では不可解なことが起こりはじめます。

黒木を持ち帰った夜、忍び寄る異変

黒木を庭に干したその夜、満足げに眠りについたOさんは妙な気配を感じたそうです。

風の音にまぎれて、どこかから木が軋むような「ギシ……ギシ……」という音が聞こえてきたといいます。
寝室の窓を少し開けていたため風のせいかと思いましたが、耳に残るその音には、不自然な冷たさがありました。

翌朝、Oさんは右腕にしびれを感じました。

「少し疲れているのかな」と軽く考えていたものの、違和感は日に日に強くなり、やがて三味線を弾くことすらできなくなるほどの痛みに変わっていきました。

病院では神経痛と診断されましたが、治療を受けても一向に回復しません。
夜になると痛みはさらに増し、まるで黒木が“何か”を発しているかのように、庭から聞こえる軋む音も止むことはありませんでした。

そして、2〜3ヶ月後。
今度はOさんの妻が原因不明の激しい頭痛を訴えはじめます。

病院で精密検査を受けても異常は見つからず、不調は夜になると悪化していくばかりだったそうです。

そしてある晩、うなされるように目を覚ました妻が震えながらこう言ったそうです。

「……庭に、誰か立っている気がするの。」

寝汗にまみれた妻を見て、Oさんの中で感じていた黒木に対する不安が更に強くなったそうです。

ユタが見抜いた“神の領域”

そんなある日、Oさんは話の流れで、知人にこのことを話したそうです。

その知人は「騙されたと思って、一度ユタに視てもらった方が良い。」というアドバイスと共に、那覇に住むAさんという60代のユタを紹介してくれたと言います。

半信半疑で訪れたユタの元に行ったOさん。
沖縄ユタのAさんは、彼が何かを話す間もなく、Oさんを見てすぐに

「あなた、八重山から“何か”を持ち帰っていませんか?」と言ったそうです。

驚いたOさんは、黒木のことを正直に打ち明けました。
すると、ユタの表情が険しく変わりました。

「それは御嶽の神木です。すぐに返して、お祓いを受けなさい。放っておけば、あなたたち引っぱられますよ。」

Aさんは静かな話し方だったといいますが、その言葉は重く、事の重大さが伝わったそうです。

御嶽は神が降り立つ場所。
いくら知らなかったとはいえ、御嶽の神木を持ち帰ったことが、すべての始まりだったのです。

返された神木

ユタにここまで言われても、Oさんは迷ったそうです。

せっかく手に入れた黒木を簡単に手放すのは勿体ないと、返すことにためらいを感じていたそうですが

「試しに一度返してみましょう。それで治れば、それでいいし、もし違ったら、また考えればいいじゃない。」

と妻に促され、悩んだ末、男性は黒木を石垣島へ返送し、ユタにお祓いを依頼しました。

黒木を返し、Aさんのお祓いを終えたその夜から、不調は嘘のように消えていきました。

痺れや痛み、頭痛も、夜中の悪夢も、Oさん夫妻の不調は、まるで潮が引くようにすーっと引いていったのです。

ただ、その晩、ふと庭に目をやると、風もないのに木々がざわざわと揺れていたといいます。
黒木があった時のような妙な違和感を感じたそうですが、それはその晩だけで、それ以降は何も起こっていないとのこと。
あれが何だったのかは、今でも彼にはわかりません。

ただひとつ、Oさんの中ではっきりしたのは
「神の領域には、絶対に踏み込んではならない」ということでした。

右腕は回復し、再び三味線を弾けるようになったOさんですが、あの一見以来、二度と“木材探し”のような行動はしなくなったそうです。

この世には、確かに目には見えない世界が存在しています。
今日ご紹介した「沖縄ユタの怖い話」は、ほんの一部にすぎません。

もしかすると、あなたのすぐそばでも、目には言えない何かが静かに息を潜めているかも
霊からのサインにご注意を…。

関連記事【沖縄ユタの体験談】お祓い・霊視を受けたリアルレポート

「比嘉先生の除霊を受けてから、症状は間違いなく改善に向かっています。」

この記事では「沖縄ユタの怖い話」として、お祓い関係のエピソードをお伝えしましたが、もっと具体的に沖縄ユタのお祓いについて知りたいという方には、沖縄県内外で有名な比嘉栄子先生のリアルな除霊体験談をご覧ください。

「沖縄ユタのお祓いって実際どんなことをするの?」
「本当に効果があるの?」

そんな疑問を持つ方のために、どんな流れで進むのか、費用はどのくらいかかるのか、受けた後の変化まで詳しく紹介しています。

また、お祓い以外でも、沖縄ユタの霊視能力で長年悩んでいた悩みが解消される例も多くあります。

恋愛や家族を含めた様々な人間関係や、仕事、お金など、悩みには色々な種類がありますが、実はこうした“目に見えないもの”が影響している場合もありますし、霊視を受けることによって解決策が見いだされることも少なくないのです。

実際に私も、沖縄ユタの霊視によって助けられた経験が何度もあります。

「なぜこうなったのか?」
「どうすれば流れが変わるのか?」

そんな根本的な答えを知りたい方には、是非参考にしてほしい体験談も複数アップしていますので、悩みがある方は読んでみて下さいね。

それでは今日はこの辺で。

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